尾道は人口の割りにお茶人口が多いところ、この秋は沢山の茶会を体験しました。
印象深かったのが「国宝浄土寺の源氏絵茶会」室町時代の源氏絵屏風が展示され

献茶式があり、濃茶席、薄茶席、煎茶席、点心席がそれぞれ普段入れないような場所に設けられ厳かな気持ちでお茶をいただきました。

「出雲屋敷おちゃのわ」豪商の古い建物と改築された蔵をつかっての茶会。
まず1階の和室でお迎えの煎茶。2階の見晴しのよい和室で八寸、お酒もありなかなか豪華。
次に1階の洋間に移って温菓子、目の前でお饅頭をつくるのを見てそれを暖かいうちに頂く。
そして少し歩いて侘びた離れの茶室でよく練られたおいしい濃茶。
その後10分位離れた蔵で台湾茶を飲み、部屋を出てテーブルと椅子で軽く薄茶を頂いて終わり。
点前は略しながらもおいしくお茶をいただきました。
この町には古くていい物が多くあり、文化もつながっているのがいいです。
お稽古で茶の場所を二畳ぐらいの玄関に設えてみました。
遊びに来た方は椅子や緋毛氈に坐りお喋りに花が咲いていました。